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2010年1月19日火曜日

■地元商品造成サイドの勘違い①


■地元商品造成サイドの勘違い
 ・「地域の人材の感度不足?」
 地元の観光素材によさが分からず、本当に情報を欲している人にその地域素材を情報発信できない。
 灯台下暗しで、都市部からみて魅力ある地域資源が、なかなか陽の目をみない。都市部で何が流行しているのか?トレンドなのか?何を欲しているのか?地方の何が今注目されているのか?そんな視点で地域は都市部をみていない?感度不足。
都会の視点で地域をみて、地域の商品造成をすることが必要。地域の個性に固執して、訴求するだけでは、膨大な時間が必要となる。四半世紀ほどたてば状況も変わり人気がでることもあるだろうが…それまで待てない!何もせず変化を望むのは愚か。
 地域の人間が魅力だと思う訴求ポイント=見せたいポイントと、都市部の人間が見たい知りたい体験したいポイントは違う! 自分がどう思うのか?ではなく、都市部の人がどう思うのかを考えて商品造成をする。地域からもっと外に出て都市部のマーケティング、欲求を都会の視点でリサーチすることだ。
 ・「商品造成の心得」
 着地型旅行商品は単なる個人のお愉しみ旅行の手配ではない。ボランティアで都市部の旅行者の地方まわりをお手伝いしているわけではない。地元にお金が落ちるようにするにはどうすればいいか見越しての地域資源を発掘し(もちろんイベント大会の単発設定日でも人は一時的に集まるが)商品造成をする。
 自分ですべてを売り切る能力や組織が無いなら、企業(大手旅行代理店、旅行出版メディア)と提携することが必要。ただし第三者の販売活動はボランティアではない!=タダで他人の商品を売ってくれる馬鹿いない!手数料が必要。宣伝、広告にも費用は必要。
 ・「旅行プロデュース力」
旅行業の知識、商品造成にかかる知識、経験なども最低限必要。ただ、現地事情に精通しているだけでは、商品は作れない。○○寺の歴史や見どころを説明できることと、○○寺を使ってビジネス=お金儲けをすることは別次元の問題。知っているだけでは、ガイドブックで事足りる。それはタダの理屈。その素材を時代に即した、都市部からの旅行者の欲求に応えるべく、アレンジする能力、=知恵と工夫が不可欠。

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