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2010年1月29日金曜日

『修学旅行と観光』 2


※数値は1995年当時。
二.「修学旅行は国内旅行を促進する」   修学旅行は長い期間で捉えるなら、国内旅行の促進に役立っている。あまり目立たなっかった地域をメジャ−にする。古くは萩や津和野がポピュラ−になったように、最近のビビッドな例では富山県の五箇山や北海道のポテト共和国などあげられる。この富山県の五箇山は1995年12月に白川郷とともに合掌造り民家が世界遺産に登録された。これなど十数年前から修学旅行では農山村の体験学習の場として多くの学校が訪れている業界ではお馴染みの地域である。それがここ最近ふるさとや農山村の自然に憧れる都市部の観光客に人気がでてきた。グリ−ンツ−リズムという言い方でいま農山村が注目を集めている。先の例のように、修学旅行で生徒が訪れた土地は数年後人気の観光地になる可能性が高いといわれることが多い。確かに取り立てて騒ぐことのないような地域が何故だか注目を浴びることがある。それは、修学旅行で訪問したことがある地域に、偶然リピ−タ−として観光旅行で訪れただけかもしれないが、そうであったとしても地元では一度で二度おいしい修学旅行と言えないだろうか。ただ同じ土地に二回目に訪れても修学旅行とは違った視点で見ることにより、新たな感動が蘇ったり、懐かしく思うこと、感動を覚えることも多々あるだろう。こうして二度訪れる観光客が増加していけば、広義な意味で国内旅行の促進に、交流人口の増加につながるものになることが期待できる。修学旅行は将来的な国内旅行の促進の起爆剤であるといえる。   

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