<勘違い3>修学旅行費用が高いとう幻覚
そもそも修学旅行費用が高いのではない。価格破壊で一般の旅行代金が下がったが、私なりの見方をすれば価格破壊の前の一般旅行商品の価格が高すぎたのである。さらに宿泊料金をとってみれば、昔は結構そこそこの宿泊料金でホテル旅館とも必要であった。その分一般と比較して手間のかからない修学旅行は料金を低くできた。しかし昨今の価格破壊により一般の宿泊料金がダウンした分、修学旅行での内容が従来より質がアップして料金アップにつながったともとれる。要するに不要なサービスを削って一般の宿泊料金が価格が下がった分、修学旅行では軒並み内容(質・量)がアップして一般と遜色なくなった分価格が上がり、両者の料金が接近してきた。いや事実として一部の地域では修学旅行料金と一般団体料金が予約の段階で逆転している地域もある。たとえばAホテルの一般団体料金8,000円(1泊2食)、学生料金10,000円(1泊2食)こんなケースが見受けられる。しかも内容は一般団体メニューのほうが豪華だったりする???。ちょっと前までは確かに学生料金の方が安いのが常識だったが、もはやこれは修学旅行にはあてはまらないだろう。まあ安いパック旅行を受けた旅館ホテルがその分を修学旅行で穴埋めをしている?とは思いたくないのだが。
また、笑い話の一つに、家族旅行で泊まった旅館ホテルより修学旅行で泊まった同じホテルの方が部屋も食事も良かった?なんてお父さんの笑えないこともあるが、これは極端にしろ学生の宿泊単価が年々リッチになりつつあることは事実のようだ。
こんな調子で一方は下がりつづけて、一方は上昇し続けるというなかで、相対的に修学旅行の費用が全体として割高に見えるのはやむをえないかもしれない。一度学生団体と一般団体との宿泊料金の平均価格の調査が必要だろう。
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