以上のような錯覚があって、修学旅行費用は割高と思われがちだが、ではどうしたら価格をリーズナブルなものにできるのだろう。確かに先のような誤解以外に修学旅行費用を釣り上げている要因がある。これらを是正しなければ、この状態は是正されない。
<価格上昇させていると思われる要因例>
�一般団体価格の低下と修学旅行内容の質のアップ
もはや学生料金(学生用のメニュー)の設定はありえない?学生も一般団体の旅行内容と今後変わらなくなるだろう。しかしこれは時代の流れとして阻止できるのか。今や一般団体と何ら遜色ない旅行内容を、昔のように差別化できるのか?今や学生だから質素でお粗末で修学旅行はいいんだという感覚は現場にはもはやない。意図的に山奥や離島の民宿に分泊する場合は別として。結論は近いうちに「学生並み」という言葉が無くなる日がくるだろう。学生並み内容の復活はもはやありえないのでは。
�過剰サービス
修学旅行実施中、前の旅行エージェントの学校(教員)に対する過剰サービス、または教員によるサービスの要求。関係機関からの教員への不必要なサービス。これが回りまわって修学旅行の価格に間接直接的に負担増になるのは明らかだ。学校により修学旅行関係費用を旅行エージェントに負担を強要してくる学校も確かにある。ある学校では修学旅行費用をわざと高くして、その分を学校の収入にしている学校が東北の某県でかってあったと聞いている。
�過去の慣習の廃止
下見の実施から研修旅行中の反省会と称する飲み会、土産物屋宿泊施設による教員への土産、旅行業者からの教員へのギブアウエイ配付の自粛など。これらは営業上「必要悪」なのかもしれない。たしかにそれぞれ見方をかえれば必要とうなづけるものだが。ビジネスである以上はどこかで損をした分はどこかで穴埋めをされるものなのだ。
本当に「サービスはただ(無料)!」と思っている旅行エージェントはボランティアでない限りこの世に存在しないのだ。
でもこの慣習は業界と教育界で取り組む問題で根が深いと考える。
以上のように付け焼き刃になるかもしれないが、旅行費用がリーズナブルになる方法を検分してみた。これらだけがすべてではないが、みなさんはどう思われただろうか。今後もこの特集のいく末を見守りたい。
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