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2013年5月19日日曜日

「結婚式」は何故高いのか

経済核的には、高額な結婚式費用は離婚の防止になる・
確かに高額のものには慎重に考えて、結論をだすから、決めてしまうとなかなか放せない心理ですね。
結婚費用がもっと安かったら、離婚も増えるだろう

by k.y

しかし賢い選択でもないらしい。結婚費用を理由に離婚しないのは「賢くない」の説明は、「サンクコスト」で説明される。
つまりは、すでに費やしてしまって取り戻すことのできない費用・労力・時間のこと。

なんのこっちゃ?


サンク・コスト効果とは、人が行動した結果、その際に生じたコストが、後の意思決定に影響することを言う。

例えば12万円で買ったノートパソコンの調子が悪く、修理に出したところ液晶画面の取替えとなり3万円払ったとしよう。暫くパソコンは快調に動いていたが、今度はCPU・ハードディスクなど次々悪くなり、店に相談したら8万円かかると言われました。この時、あなたならどうするでしょう? 先に3万円の修理代を投資して、今度は8万円、合わせて11万円である。これに少し足せば新しいものが買えてしまう。今のパソコンを諦め、買い替えを考えるであろう。しかし、それでは先に投資した3万円は全くの無駄金となってしまい、最初に修理を頼んだ判断も間違っていたことになる。結局、8万円を追加で払って修理してもらうことにした。ここで注意して貰いたいのは、最初に11万円かかると言われれば、この人は買い替えを迷わず選択しただろうと言うことです。なぜならそれがもっとも合理的な行動だからです。
この心理状態は含み損を抱えている投資家と同じです。ナンピンを繰り返し含み損を膨らませた投資家は、ポジションを切りたいが、先に投資したコスト(金と時間)が無駄になってしまうので、心理的にポジションを切ることができない。サンク・コスト効果の怖いところは先に投資したコスト(金と時間)が大きければ大きいほど、心理的効果が増幅され、最悪の場合、投資家に壊滅的な打撃を与えるところです。これは企業経営とて同じで、失敗した事業をなかなか切れないのもサンク・コスト効果と言えるでしょう。また、人間関係においても同じことが言えます。

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