2010年1月26日火曜日

スキー修学旅行と地域活性化


このシーズンになるとスキー修学旅行を思い出す。

今から12年前くらい、長野オリンピックくらいがピークだったかと思う。京都駅南側には金曜日の夕方となれば連夜スキーバスが何十台も並び、信州大移動となったもんだった。

幸か不幸かそれからスキー人口は減少傾向となる。ちまたでは、スキー人口の減少の理由が生徒減、温暖化で雪がない?などいわれたが、スキー修学旅行事態が、他の形態、方面に変わったことだろう。では何故スキー修学旅行が減少したか?

先の理由、生徒減、雪不足は建前。実は1998年に長野オリンピックがきっかけとなったのではないか。その年は長野オリンピックが開催されるというので毎年スキー修学旅行を実施していた高校や中学は修学旅行の変更を余儀なくされた。しかもこのあたりから、修学旅行に航空機利用も認められはじめて、選択肢が増え、特にスキーにこだわる必要も無くなった。当地長野では、気軽に学校行事に対して『オリンピックの年だけ、どこかよそに修学旅行に行ってくれればい』なんて間抜けな考えであったため、1999年からスキーがまた平常に戻ると考えた節がある。しかも『スキー修学旅行が無くなっても、社会人スキー人口があるから大丈夫だ、関西から来なくても首都圏から来るから?』なんて強きな発言(のんきな発言)も多かった。しかし何故社会人スキー人口が増えたのか?社会人になってからスキーなどする人は少ないだろう。そりゃそうです、初心者が女の子と一緒にスキー行って、滑れなければ格好悪いもん。でもその社会人スキー人口こそ、かってのスキー修学旅行の高校生中学生だと気がつくのに時間が経ちすぎた。『社会人スキーが増えたからスキー修学旅行は要らない』と豪語は致命的な結果となった。その後スキー場はスノーボードやらファミリー向けにアレンジして、あのてこのてで縮小継続したが、堅実はひをみるよりあきらか?

もうゲレンデに高校生中学生のスキー修学旅行の姿も見ることは無くなるかもしれない。修学旅行は地域振興、地域活性化を促進することを逆に証明した事例だ。

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