2012年9月22日土曜日

日本天鵞絨工業㈱

資本を残した創業者:藤本豊明

日本天鵞絨工業株式会社の歴史は、創業者である藤本豊明によって始まります。
明治維新後の東京遷都に伴い、藤本豊明は、生まれ育った京都から東京へ渡り、貿易商:藤本商店を開業し、京都西陣にて上仲買をはじめました。
その後、事業の成功によって相当な資産を築き、大正時代には藤本合名会社を設立しました。


事業を残した創業者:藤本豊七

藤本豊七は、創業者の残した資産を資本にして、大正11年に京都府園部町(現在の南丹市)に天鵞絨織工場(敷地面積:450坪)を建設、藤本天鵞絨織工場を設立し、東京・京都西陣・天鵞絨織工場の3拠点での事業展開を始めました。
ところが、大正14年の関東大震災によって、東京は炎に包まれ、当時東京本店に滞在していた藤本源一郎(後の三代目社長)は上野の山へ避難したのですが、東京本店は全焼してしまいました。
その後、京都にある天鵞絨織工場は順調に生産量を増やしていたこともあり、事業の中心は天鵞絨製造になり、昭和の戦時下においては、出資者を募って日本天鵞絨工業有限会社を設立、昭和28年に日本天鵞絨工業株式会社を設立しました。




















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