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2013年5月8日水曜日

親指人差指が不自由になって思うこと


京都造形芸術大学の教授の「鬼の話」を思い出します。


文芸評論家の馬場あき子は5種類に分類によると、5つに分類されると言います。
  1. 民俗学上の鬼で祖霊や地霊。
  2. 山岳宗教系の鬼、山伏系の鬼、例、天狗
  3. 仏教系の鬼、邪鬼、夜叉羅刹
  4. 人鬼系の鬼、盗賊や凶悪な無用者。
  5. 怨恨や憤怒によって鬼に変身の変身譚系の鬼。

鬼のイメージが多様なのは、社会やその時代によって異界のイメージが多様であるからで、まつろわぬ反逆者であったり法を犯す反逆者であり、山に住む異界の住人であれば鍛冶屋のような職能者も鬼と呼ばれ、異界を幻想とたとえれば人の怨霊、地獄の羅刹、夜叉、山の妖怪など際限なく鬼のイメージは広がるとしている。

教授の話によると、鬼は政権の反逆者、謀反者であり、悪人、犯罪者であった。
その反逆者たちに、再び反逆されないように、その人間の「親指」を切り、次に「小指」を切った。
親指は、「弓」を引かせないため、小指は刀を持たせないため。ということです。
だから、鬼の指は「3本」なのです。
確かに、親指が不自由になった今、反逆者の気持ちになりましたとか???
でも「鬼」ではないです。
丹波の5月の田舎の風景です。









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