2010年1月21日木曜日

■地元商品造成サイドの勘違い②


見せたい地元素材は、そのまま出すのがいいのか、都会向けにカスタマイズしたほうがいいのか=結論はケースバイケースだが、やはりスポットとしてブームに便乗した取り組みも、ちょっと遊びココロあった方がよろしい。しかし、都市部では、京都にちょっと突飛なことを期待しているかもしれない。地元民からの目ではなく、他地域の人が地元どう見ているのかを常に意識する必要がある。

・「見せ方にも課題が、プレゼンテーション力の不足」
 技術的なことなので、訓練次第で耐えうるようになる、場数をふめば何とかなるはずだが…
 プレゼンしたい、伝えたい地元資源への思いが強すぎて、何がいいたいのか分からない。そんな内容はえてして都市部にウケない、しらけるだけ。また行政サイドのプレゼンは観光素材の案内に終始して、抑揚なく、ポイントや目玉が定まらない?地域の代表の口下手プレゼン。それを逆手にとって注目させるのも作戦ではあるが、みんながみんな「ジャパネットたかた」のようにできるわけではない。 

・ 「地元での共通商品造成、共同仕入、販売」
京都市を除く、地域の定番のコースについては、地域で同一商品を共同販売、共同営業する仕組みが必要。「○○の日帰り体験」の商品をA社のみが販売するのではなく、B社C社でも販売できるようにする。そのためにホールセラー的な役割を果たす地元旅行代理店社を育てる。(=第三種旅行業でも可、幹事旅行社でも可)。地域のまとまりが無い場合不可能、比較的小さな都市向き)

・「くだらん観光パンフレットに集客期待は禁物」
 メリハリなし、均一的、平均的、カタログのような金太郎飴パンフレット。しかもどこで配付するのか、どこに配付したのかが分からない、自己満足度100%のパンフレットなど、制作しても経費が無駄。(ただしマイナーな都市には最低限必要)
 すべてを平等にして地元の観光のポイントを掲載することなど不可能。特定スポットに加重した、メリハリのある観光パンフレット=定価をつけてでも売れるパンフレットを作ること。行政の作るパンフレットに期待しては駄目。制作物で疲れ果て、力尽きるより、流通に際しての予算加重を再検討したほうがいい。商品造成よりこちらに力点を置いたほうがいい。もちろん紙媒体に関わらず、WEBでの情報流通、販売も同じ。

・「情報提供の機会はこまめに」
地域から都市部への情報発信、提供は定期的に。突然降って沸いたような話題にはとりあげてもらえない。前振り、定期的なこまめなコネタだしが必要。美味しい話は向こうからやってはこない、だから自分でいきましょう。都市部のエージェント、媒体関係者との人脈づくり、情報交換が日ごろから必要。

・ 「地域資源の発掘より、気づきを優先」
地元の隠れた地域資源を新たに発掘、見つ出すことも重要だが、地元人が気づかない地域資源にスポットを当てたり、アレンジするほうがいい。

提案:着地型旅行商品は、感度をあげて都市部の視線で商品造成を

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