少年の刑法犯検挙数 京都府警が昨年1年間に刑法犯で検挙した少年は、同年代の人口千人あたり15・5人となり、2年ぶりに全国ワースト1になったことが、府警への取材で16日に分かった。再犯者率も38・1%でワースト3位だった。府警は2011年を「少年対策加速年」として非行防止教室開催など施策を進めたが、府内の現状は依然厳しい。
府警によると、昨年の検挙・補導数は2773人(前年2920人)。4千人を超えていた02年ごろから年々減少傾向にあり、ここ10年で最少だった。
ただ、人口比にすると全国平均(10・7人)を大きく上回り、全国最悪となる。ワースト2位は福岡県の15・4人、3位は高知県の14・3人だった。
少年非行の低年齢化も進み、検挙・補導数のうち中学生以下が1434人(51・7%)に上り、初めて半数を超えた。最年少は6歳(小学1年生)だった。非行種別では、万引や自転車盗、オートバイ盗、占有離脱物横領が計7割を占めた。
府警は一昨年を「少年対策元年」とし、少年対策加速年を掲げた昨年は府警OBなどのスクールサポーターが非行防止教室を585回開いた。過去に検挙・補導した少年に警察側から積極的に連絡をとる「立ち直り支援」にも乗り出すなど対策に懸命になっている。
京都が人口比ワーストに
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