京観光 日帰り7割、夜が課題に印刷用画面を開くという記事がでた。
その中で、数日前にこのwebサイトで紹介した「mume」というホテルも掲載されています。
以下京都新聞の新聞記事~
京都祇園に開館したデザインホテルのスイートルーム。高級感あふれる家具や内装も海外観光客から好感をよんでいる(京都市東山区梅本町・ホテルムメ) 今年も本格的な秋の観光シーズンが近づいてきた。毎年多くの観光客でにぎわう京都市内だが、実は7割が日帰りの観光客。泊まりでじっくり滞在してもらう仕掛け作りが京都観光の課題となっている。
京都市の調査では昨年入洛した4955万人のうち、宿泊客は26・4%だった。地元旅行業者によると京都は需要が集中する繁忙期に予約がとれず、価格もやや高め。特にアジアの団体客は割安な滋賀や岐阜に宿をとる傾向があるという。
宿泊する人を増やしてさらに観光産業を盛り上げたい京都商工会議所は昨秋、滞在型の京都観光を目指す提言をまとめた。ホテルの空室状況の一元管理や多言語対応センターの設置などの提案の中で重視したのが、新業態の宿泊施設を増やす必要性だ。
祇園の繁華街、東山区梅本町に全7室と小規模ながら豪華なしつらえのデザインホテル「ムメ」が2年前にオープンした。1室2万円台からで白川に面する部屋や海外で買い求めた調度品、老舗の唐紙をふんだんにあしらった内装が話題を呼び、海外を中心に連日多くの客が訪れる。大規模な外資高級ホテルにはない家庭的で洗練された業態が新たな顧客を呼び込んだ形だ。
海外のホテルでヒントを得たというオーナー柴田尚子さん(38)は「滑り出しは順調。2週間ほど連泊する海外観光客もいてリピーターも多い。泊まりたくなる施設があれば京都の宿泊はもっと増えるはず」と指摘する。
京都では、嵐山に高級旅館「星のや京都」ができ、東山区に外資系の「ザ・リッツ・カールトン」の進出が決まるなど、高所得者層向けの宿泊施設が徐々にできてきた。一方、下京区の寺町通でおしゃれなカプセルホテル「ナインアワーズ」が進出。京都駅周辺はビジネスホテルの開設が相次ぎ、観光客の選択の幅は前より広がっている。
提言をまとめた南隆明・京商観光産業特別委員長は「これまで京都の宿泊業は素泊まりを求める観光客や高所得者層のニーズをとらえていなかった。京都外の資本がニーズをとらえ、参入してきている」と分析する。
あとは夜を楽しんで泊まってもらう仕掛け作りだが、京都は夜の観光が弱いとの声は多く、各観光関連施設は夜の取り込みに力を入れる。祇園にあるぎおん畑中や祇をん新門荘などの旅館では、舞妓と一緒に食事やお座敷遊びができるプランを用意し、「いちげん」の観光客に好評だ。このほか、オール京都で閑散期対策で実施してきた「花灯路」や「京の七夕」は定着し、夜の京都を楽しむ動きも出てきた。伸び悩む宿泊率を向上に向け、これらの取り組みの成果が注目される。
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