38915、日本市場の平均株価の最高値。今は10000円ちょっとですね。
昔は「戦争を知らない子どもたち」今は「バブルを知らない子どもたち=若者たち」かな????
以下ウキペディアより
「バブルに乗る投資家」
合理的群衆行動の理論では、投資収益の最大化を行わない非合理な投資家が一切存在しないにもかかわらず、個々の投資家の持つ情報が市場に織り込まれずにバブルが発生する様子をうまく描写することができた。しかし、その一方で、この理論の下ではどの投資家もバブルの存在に気が付くことがないため、現実のバブルで観察される、投資家に関するいくつかの重要な行動を説明できないといった問題も抱えている。その一つが、いわゆる「バブルに乗る」(Riding Bubble)と呼ばれる投資行動である。
合理的な投資家が、バブルの発生を知りながらも高値で売り抜けようとして買いポジションを張り続けるバブルに乗る投資行動は、古今東西のバブルに共通する現象だ。古くは18世紀に英国で起きた南海バブルにおいて、かの科学者、ニュートンもバブルに乗ったことから大きな打撃を受け、「天体の動きなら計算できるが、人々の狂気までは計算できなかった」と述懐している。米国におけるITバブル崩壊の際にも、最も合理的な投資家と考えられるヘッジファンドの多くが被害を受けており、ある経営者は売り抜けに失敗した理由を尋ねられた際に(野球に例えて)「我々はまだ8回かと思っていたが、すでに9回だった」と返答している。
このようなバブルに乗る行動を説明する上で鍵を握るのが、非合理な投資家の存在である。合理的な投資家はバブルの発生に気が付いた際に、非合理な投資家へ資産を売ることにより収益を上げることができる。しかし、もしも自分が資産を売った後に、バブルが弾けずにさらに膨らみ続けた場合には、追加的な収益を上げる機会を失ってしまうことになる。先ほどの経営者がいい残しているように、ゲーム終了ギリギリの9回まで粘って売り抜けるのが一番儲(もう)かるのだ。
近年になって、このバブルに乗る行動がもたらす、バブルが弾(はじ)けなかった場合のリターンの上昇と弾けるリスクの上昇のトレードオフをうまく表現する理論研究がいくつか登場している。
合理的な投資家がバブルの存在について独立に情報を受け取るため、売買行動を同調させてうまくバブルの火消しを行うことができない、という投資家のシンクロナイゼーションリスクに注目した研究や、非合理な投資家が少数いる時に、合理的な投資家が非合理な投資家のフリをしてバブルに乗ろうとすることを示した研究などが知られている。
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