2013年1月22日火曜日

バブルの雲

東洋経済で見た「バブルの雲」 44歳から46歳のまさにバブル絶頂期に入社した社員の処遇が問題になっている。
いわゆるバブル入社。旅行業でもだいたいこのあたりの年代が該当する。彼らが15年後あたりから大量退職するとき、会社が生き残れるのか問題。
団塊の世代と、バブル世代が企業にとって足かせかな。

こんな記事を見つけましたが、現実はこのとおりです。
http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-1122.html

先日新聞を読んでいますと、バブル時代に入社した40代半ばくらいの人材がリストラにあっているのだとか。そして学生時代も入社時も大した努力もしておらず、そのまま昔ながらのサラリーマン感覚で会社にいたため、会社外で使える人材ばかりとは言えないのだとか。
 そのため再就職活動を行なっていてもなかなか再就職先が見つからないのだとか。彼らよりも下の世代は不況の中で育ってきているので自分の価値を高めるための努力をしてきており、そのためバブル世代のリストラ社員たちは彼らとの再就職争いにおいて勝ち抜けないのだとか。

 バブル世代の多くは結婚して子供もいますが、子供がまだ高校生くらいであることが多く、子供がその年齢でリストラに遭ったため本人のショックも大きく、また家族内の関係もすっかりギクシャクしてしまうのだとか。

 まあ実はこの話、ずいぶん昔から世間ではまことしやかに言われていたことです。バブル時代にどこの企業も狂ったように人材を採用したので、はっきり言ってものすごくレベルが低い社員がたくさん紛れ込んでいるのです。
 バブル以前であれば絶対に入社できない会社にも、バブル時代であれば簡単に入れましたからね。私達もその様子を見ていて羨ましいと思うと同時に、悔しさや妬みを感じたものです。しかしその後不況が強まってくるにつれ、社員に対するリストラ圧力が強まってくると、いずれ大量採用され人材の質も劣るバブル世代が集中的にリストラされるのではないかと言われていました。

 バブル世代も40代の半ばにさしかかり、とうとうそのリストラの対象になってきたということですね。バブル世代がリストラ対象になると大変ですよ、本当に。人数も多いですし、精神的にものほほんとしていますし、能力もその前後の世代と比べて劣りますし、そもそも分不相応な会社に入っている人も多いし、しかもまだ40代ですからね。

 私の子供の頃からの友人が大手金融機関の人事部にいますが、彼の話では最もリストラしたいのはダメ新入社員たちとバブル時代の社員だそう。「キリギリスが冬になって困るのは当然」という声もあるようですが、このまま不況が続くようだと更なるバブル世代のリストラが進みそうな気がしますね。
 勝ち組の社員として長年余裕をかましていたバブル世代は、早くも崖っぷちに立たされているのかもしれません。



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