2011年7月3日日曜日

親日と友日にあふれる台湾 新しい素材と切り口の可能性

たいへんいい記事なのでそのまま転載しました。
もっと台湾という国に感謝しよう。

義援金165億円を贈った台湾

八田與一記念公園の開幕式。馬総統(中央左)と八田家の八田修一氏(中央右)、森元首相
烏山頭ダムのほとりにある八田與一像。八田氏の功績は日本と台湾の新しい素材と切り口になりえる八田技師が心血を注いだダムはいまも嘉南平野を潤す 東日本大震災後の日本には、世界中の国々や人々から温かい支援の手が差し伸べられた。なかでも台湾の人々から165億円以上の義援金が寄せられた事実に、強く感謝の気持ちを持った日本人は少なくないはずだ。台湾が基本的に親日的だという認識はあっても、これほど日本を気にかけてくれているとは思っていなかったという日本人が大半だろう。

 かつて日本が植民地政策を推し進めたアジアの各地域では、日本人旅行者を温かく迎え入れてくれるが、旅行中に日本人に対する微妙な空気を肌で感じる場面もあるだろう。そうした経験をするのも旅行の意義の一つだし、歴史教育の一環として、かつての日本の負の遺産を知ることが教育旅行の重要なテーマの一つになっていることも事実である。しかし、もう少し気持を安らかにできる旅もしたいのが人情だし、教育旅行に関しても歴史に対する光の当て方が異なる素材があってもいい。

 トルコやフィンランドなど親日とされる国・地域はあるが、台湾は過去の植民地政策という歴史にも直面していた。その意味で台湾は、他のデスティネーションとは明らかに異なる可能性と素材を持っているはずだ。

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