2011年3月31日木曜日

災疎開を前提とした地域間交流のススメ

震災が起これば、町の機能は破壊され、住宅、建築物は破損、倒壊し、被災者がでます。
このたびの東北大震災では、多くの方が津波により不幸にして亡くなられました。
場所により町全体が消滅するという未曽有の信じがたい光景も目の当たりにしました。
そして、生き残った被災者の皆さんは、町ごと集落ごと他の地域へ疎開することを考えざるをえなくなりました。
しかし、被災者の他の地域への集団疎開を消極的にさせたのは、地元に対する愛着、すみなれたふるさとを離れることの疎外感、乳児幼児をかかえた家族事情などでした。
しかし、切実なのは疎開する場所が無いということでしょうか。
ここで将来に向けた備えをし、来るべき大地震に対して最悪のことを想定しておくことは決しては無意味ではありません。
特に、震災直後のインフラが破壊された状態の中での住居の確保、食料の確保、人々の同様、人命救助などにはできるだけ多くの人出が必要になります。
震災はかならずやってくるもの。ならばそれに備えて準備するのも一手です。
そこで、震災に備えて、日頃からの震災疎開できる候補地があることは、ちょっとも安心できる要因となりえると考えます。特に、家族全体で疎開する、町全体で疎開する。小さな震災なら子供たちとご老人だけでも疎開する仕組みがあれば、ずいぶんと地震後の混乱を回避できることにもなりえます。
今、二地域間居住や移住定住に向けたう動きが都市あります。いずれ、関東から東海、南海地震はくるであろうと予測されています。
万が一そんな不幸に遭遇したときに、災害弱者である子供、ご老人などは速やかに震災疎開ができる仕組みを作っておくべきと考えます。
そのためには、日ごrからの現居住地と疎開地となる地域との人間関係を構築しておき、万が一震災が発生した場合には、疎開する流れを作っておけば多少なりとも安心につながります。ここに都市部と地域を恒常的に結んだ地域間交流を、震災疎開の視点からご提案申し上げます。
単に田舎暮らしやカントリ−ライフにとどまらず、一時避難の場としても地域との長い交流、お付き合いも考えてみてはどうでしょうか?

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