2012年3月3日土曜日

丹後研修レポート②「引揚記念館」




第二次世界大戦が終わった時点で、海外諸地域に残された日本人の数は、軍人・軍属が約320万人、一般 邦人が約300万人以上といわれていた。この人達の速やかな祖国への復帰は全国民の切なる願いであり、政府も当面 の国家的緊急課題としてこの大事業に取り組み、まず昭和20年9月28日、舞鶴をはじめ浦賀、呉、下関、博多、佐世保、鹿児島、横浜、仙崎、門司を引揚湾に指定して業務を開始した。
 この膨大な海外日本人が一斉に日本内地へ引き揚げる様相は、まさに史上、その類例を見ない民族の大移動であった。こうして、昭和33年9月の最終船入港で幕が下りた13年間の海外引き揚げは、日本国内はもちろん全世界の注目を集め、一時は新聞・通 信社、放送局、ニュース映画などの報道関係75社、約1,000人とニューヨーク・タイムス、AP通 信など数多くの新聞、放送関係の記者、カメラマンの取材によって内外に報道された。特に舞鶴はこの間、66万人を越える引揚者を受け入れ、更に昭和25年に函館、佐世保両引揚援護局の廃止後は国内唯一の引揚湾として最後まで重要な役割を果 たした。




所在地       
625-0133 京都府舞鶴市字平 引揚記念公園内   

 TEL 0773-68-0836
 FAX 0773-68-0370
 MAIL qikh28102@hera.eonet.ne.jp
 開館時間/ AM 9:00~PM 5:30(入館はPM 5:00)
 休館日 / 12月29日~翌年1月3日
 入館料 / 大    人 300円(20人以上の団体 200円)
   学生(小学-大学) 150円(20人以上の団体 100円)
■共通券 一般個人 400円・学生個人 200円(引揚記念館・赤れんが博物館に入館いただけます。)
 ■入館料割引 障害者割引あり(5割減額)

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