2011年4月19日火曜日

グッドデザイン賞って知っていますか?

 まず、グッドデザインって何? webから見てくださいな。 グッドデザイン賞は、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価・推奨制度です。
この賞の母体は、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創立された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」です。当時の日本は日々の食事にも困るほどの国でした。この貧しさを脱却していくためにはデザインが不可欠であるとの思いが、この制度を生みだしたのです。以来グッドデザイン賞は、豊かな生活と産業の発展を求めて、「優れたデザイン」を選ぶ活動を50年以上も展開してきました。この継続によって積み上げられてきたグッドデザイン賞は、約 35,000点に及びます。 グッドデザイン賞は応募された対象の中から「優れたデザイン」を選びます。具体的には、1,000を超える企業やデザイナーから約3,000件の新しいデザインが毎年応募され、これを約70人のデザイン専門家が審査し、グッドデザイン賞に相応しいデザインを選び推奨する活動を展開していきます。しかしグッドデザイン賞は、美しさを競うコンクールではありません。またデザインの成果を経済的な側面から評価する賞でもありません。それは「優れたデザイン」のもつ卓越した「デザインの力」をもって、豊かな生活を築きあげ、産業の健全な発展を導いていこうとする制度であり、デザインを通して社会を明るく豊かにしていく運動でもあるのです。グッドデザイン賞は、多くの生活者の理解を得るに至りました。そして近隣諸国を含め、数多くの企業やデザイナーが参加しています。なぜ50年以上も前に生まれた制度が、今日もなお存続し発展を続けているか。それはデザインがますます重要になってきたからに他なりません。商品や広告の分野のみに限定されていたデザインも、今日ではその範囲を大きく超え、サービスやビジネスの開発、都市環境の整備、さらには暮らし方の見直しや新しい社会システムの構築に至るまで、様々な分野領域で求められるに至りました。むしろ21世紀は、私たち一人一人がより良く生きるために、デザインを必要とする時代といって良いかと思います。今日のグッドデザイン賞は、人間活動の様々な分野領域でデザインが新しい解答をもたらすことを示しながら、「明日の生活」を実現する手がかりを生活者、産業、そして社会全体に提供していきたいと考えています。 http://www.g-mark.org/aginfo/index.html   

0 件のコメント:

コメントを投稿