2011年8月28日日曜日

鯖街道(さばかいどう)を歩く

鯖街道(さばかいどう)は、若狭国などの小浜藩領内(おおむね現在の嶺南に該当)と京都を結ぶ街道の総称。
主に魚介類を京都へ運搬するための物流ルートとなっており、その中でも特にが多かったためこの名で呼ばれるようになった。
現在の嶺南から京都を結んだ街道全てを鯖街道と呼ぶ。
鉄道や自動車が普及する以前の時代に、若狭湾で取れたサバを徒歩で京都に運んだ道であったことから、このように呼ばれるようになったと言われている。サバに塩をまぶして夜も寝ないで京都まで運ぶとちょうど良い味になることから、運ぶ人達は「京は遠ても十八里」と唄いながら寝ずに歩き通したと言われている。こうして運ばれた塩漬けのサバは京の一般庶民にまで喜ばれ、その到着が待ち望まれたとも言われている。
そうなんです。
京料理を支えたのがこの鯖街道。もちろんさばだけを運んだわけではなく、ぐじ(アマダイ)なんかも一緒に運んで京料理の発展に寄与したのです。
もちろん、いくつか道のある総称だから、1本しかないのではなく、若狭から京都へつながる道を鯖街道と言ったから、いくつもあります。

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